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【GA4】検索上位表示に効果的な「内部リンク」のつなげ方

こんにちは。今回は、SEO対策として非常に重要な「内部リンク」についてお話しします。

内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのこと。

例えば、ホームページから商品ページにリンクを貼ったり、ブログ記事内で関連する他の記事へのリンクを設けたりすることが内部リンクにあたります。

これによりユーザーはサイト内をスムーズに巡回でき、必要な情報に素早くたどり着くことができます。

内部リンクはユーザーエクスペリエンスの向上に寄与するのでとても重要なのですが、実はSEOにも大きな影響を与えるのです。

内部リンクを適切につなげばSEOにも効果あり

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンのランキングで上位に表示されるようにサイトを最適化することを指します。

内部リンクが適切に配置されていると、ユーザーの回遊率(サイト内での移動頻度)や滞在時間が増え、結果としてGoogleなどの検索エンジンから高く評価されやすくなります。

では、具体的にどうやって内部リンクを効果的に設置すれば良いのでしょうか。

数ページだけのコーポレートサイトであれば、関連性のあるページを見つけるのは容易ですが、ページ数が10を超えてくると、どのページ同士の関連性が高いのかを判断するのは難しくなります。

さらに、運営者側の視点とユーザー側の視点で、関連性が異なる場合も少なくありません。

そこで活用したいのが、Google Analytics 4(GA4)の「探索」レポート内にある「経路データ探索」テンプレートです。

「経路データ探索」テンプレートの使い方

GA4はGoogleが提供する無料のウェブ解析ツールで、サイトのトラフィックやユーザー行動を詳細に分析することができます。

そして、この「経路データ探索」を使えば、特定の期間内において、ページ(A)からページ(B)へ移動したユーザーの数を調べることができます

また、A→Bだけでなく、B←Aのデータも調査可能です。

ユーザーがよく移動しているページ同士は関連性が高いと考えられますから、
表示されたページ同士を内部リンクでつなぐだけで、回遊率や滞在時間が向上し、ユーザーの利便性も向上していくことでしょう。

その結果、Googleからの評価も上がり、SEO効果が期待できます。

以下に、具体的な手順を説明します。

ページ(A)から移動するユーザーが多いページ(B)を特定する方法

※GA4の探索テンプレートは最初から各種設定がされています。計測期間以外は触る必要がありません

1. 画面右上の「最初からやり直す」をクリックして表示をリセットします

2. 「始点」を選択します

3. 「ページタイトルとスクリーン名」を選択します

4. 右側にページの一覧が表示されるので、目当てのページを選択します

5. 選択したページ(A)からユーザーが最も多く移動しているページが、上から順に並べられます

ページ(B)へ移動してくるユーザーが多いページ(A)を特定する方法

1. 画面右上の「最初からやり直す」をクリックして表示をリセットします
2. 「終点」を選択します
3. 「ページタイトルとスクリーン名」を選択します
4. 右側にページの一覧が表示されるので、目当てのページを選択します
5. 流入先ページ(B)へユーザーが最も多く移動している流入元ページが、上から順に並べられます。

流入の多いページが把握できたら、ページ間でリンクを貼っていきましょう。

今回は以上です。では、また次回。