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Googleアナリティクスを使ってホームページの不具合を見つける方法

ホームページの不具合を見つけた男性

こんにちは。ワード社のブログ担当、ヤッチです!

今回はアクセス解析ツールの大本命!『Googleアナリティクス』の使い方について解説します。

ホームページを起ち上げ、制作会社に『Googleアナリティクス』を導入してもらったという会社様も多いと思います。

一定期間が経って、管理画面に来訪者のデータが集まっているのを見ると、担当者としてもうれしく感じますよね。

Googleアナリティクスはトップページを開いただけでも「ユーザー数」や「セッション数」の推移が分かるので、ある程度はホームページの状態を把握できます。

この数値自体は一喜一憂するに値するものなのですが、実は、「並んでいる数字」を眺めるだけではアナリティクスを導入した本当の意味がないんです。

では、データがしっかりと集まってきたら、定期的に見ておくべきなのはどこなのでしょう。

いろいろ大切な指標がありますが、まず私たちは「ユーザー」項目の中の「テクノロジー」→「ブラウザとOS」という指標を確認していただくことをおすすめしています。

ブラウザとはウェブサイトを閲覧する際に使うソフトのことで、今あなたが見ているページもブラウザを開いてみているはずです。

項目の中には「Safari」「Chrome」「Safari(in-app)」「Edge」「Android Webview」といったブラウザ名が並んでいると思います。

ここの中で、他と比べて、明らかに直帰率が高い、平均セッション時間が短い、(コンバージョンを設定しているのであれば)コンバージョンできていないというブラウザは無いでしょうか

※「safari(in-app)」とはFacebookなど主にSNSアプリ内で動くsafariブラウザのこと
※コンバージョンとはホームページ上で獲得する最終的な成果のこと。申込みや問合せボタンのクリック数など

例えば以下の参考画像で見ると、Safariが他のブラウザと比べて平均セッション時間(滞在時間)とコンバージョン率が低いですね。

safariのみセッション時間が1分以下、コンバージョンが4%台(他は6%以上)

これ、何を見ているかというと、ブラウザごとにホームページがきちんと表示されているかどうか、という部分なんですね。

他ブラウザと比べて直帰率があまりにも高い場合、セッション時間が短い場合、そのブラウザではホームページが崩れている可能性があります

また、他のブラウザではコンバージョンがしっかりあるのに、特定のブラウザだけコンバージョンが0になっている場合、そもそもコンバージョンとなるボタンが表示されていない可能性があります。

ホームページは長く使い続けていくと、CMSを使って更新する際に誤った操作を行ったり、システムにバージョンアップがあったりしたことがきっかけで、稀に特定のブラウザで表示が崩れるということが起こり得ます。

崩れたまま放置しておくと、せっかく訪れたユーザーを失うことになりかねませんから、大きな損失になります。

指標を見て「あれ?おかしいな」と感じたら、まずは制作を担当した会社に相談してみましょう。

大きく数値が離れている場合、崩れているまではいかなくても、何か改善点が見つかるかもしれません。

ただし、数値が低いからといってただちにホームページに不具合があるとは限りません。

アクセス数が少ない間は数値が大きく変動します。

また、ユーザーのPC環境とブラウザによっては、その属性に数値が引っ張られる可能性もあります※。

あくまで過去と比べてどうか、ということを基準にしてください。

急激にアクセス数やコンバージョン数が下がった場合はどこかに不具合が起きているケースがあるため、そんな時はアナリティクスで特定を行うとよいでしょう。

株式会社ワードでは、こういったアクセス解析からの改善提案も行っています。

弊社で制作したサイトではなくても、お気軽にご相談くださいね。

※例えばPCからのアクセスが多いホームページの場合、SafariはMACユーザーが多いので情報リテラシーが高く、容易にコンバージョンまで達成しないことがあります