こんにちは。ワード社のブログ担当、ヤッチです。
以前のブログでお伝えした、Googleによる「ヘルプフルコンテンツシステム」の展開、まだ継続中のようですね~。
通通常であれば1~2週間で終わるのですが、今回は最長で4週間かかる可能性もあるのだとか。
昨年末から大きな順位変動に見舞われているブログ担の皆さん、まだ変動は続きます。気長に待ちましょう。
さて、当ブログでは最近この「ヘルプフルコンテンツシステム」について解説してきましたが、実はもう一つGoogle社によって展開中のアップデートがあるのです。
その名も「リンクスパムアップデート」です。
"it can now detect both sites buying links" fro m our post covers this. It's possible we've used it in some edge / minor situations, but this is the first real implementation of it for link spam (hence why we did a post about it) https://t.co/LLngrATiLV
— Google SearchLiaison (@searchliaison) December 14, 2022
2022年の12月より展開がはじまったアップデートで、ホームページの検索順位を上げるために貼られた不正な自作自演リンクを無効化するというものです。
通常、意味のある被リンクはホームページに良い影響を与えてくれると言われています。
お得な情報が載ったサイト、勉強になるページは他の人にもシェアしたいですよね。
そのような場合、自身のブログから該当サイトへリンクを貼って読者を誘導することもあるでしょう。
そういった被リンクがたくさん集まっているサイトをGoogleは良いサイトのシグナルとして認識しているわけです。
ただ近年はこれを逆手に取って、無数の意味の無いホームページを大量につくり、そこから検索順位を上げたいサイトに大量のリンクを貼るといった不正な手法が横行しました。
Googleはそういった施策に対してこれまで厳しい措置をとっていたのですが、一部は手口が巧妙になり、“いたちごっこ”が続いていたんですね。
そこで今回の大規模な「リンクスパムアップデート」を行って、検出された不自然なリンクはすべて無効化するという措置をとったわけです。
無効化されるのですから、その不自然な被リンクによって検索順位に上げていたホームページは軒並み順位を下げることになるでしょう。
不正な被リンクによっていわゆるドメインパワーを獲得していた場合、どのような施策を取ろうがそのサイトが盛り返すことはありませんね。
真面目にブログを運営している人にとっては関係の無い話かもしれません。
ただ、ちょっと待ってください。
確かに自分から不正な被リンクを集めていないと問題はないかもしれませんが、知らないサイトから大量にリンクを貼られていたらどうでしょう。
「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、あるんです。
以下は私たちの運営するメディアの被リンクを調べた結果です。
上位5サイトから異常な数のリンクが貼られていることが分かります。
国籍を調べていくと、縁もゆかりもない中東や中国からのリンクのようです。
場合によってリンクを貼り付けた側もSEOに効果があるという噂もありますから、それを目的としたものなのか、単なる嫌がらせなのかは分かりません。
ですが、こちらにとっては迷惑以上の何ものでもありませんね。
Googleはこうした悪質なサイトを検出できると公表しているため、恐らくリンクを貼られても検索順位にただちに影響はないと思われます。
しかし万が一Googleが認識していないサイトがあれば…想像しただけでも怖いですね。Googleは手動でペナルティを与えることもあるといいます。
この被リンクの数は検索順位の管理ツールである「Google Search Console」から確認できます。
左側タブの「リンク」をクリックし、「上位のリンク元サイト」と書かれた項目がそれです。
ある程度長く運営されてきたホームページや、アクセスを集めているページであれば当たり前のようにスパムリンクが貼られているでしょう。
でも安心してください。これらのリンクは「Google Search Console」上から手動で無効化できます。
無効化と言ってもGoogleに認識させないという類のものですから、リンクそのものは機能しますが、これによって検索順位の評価が落ちてしまうことは防げます。
これらは難しい手順ではありませんが、有効なリンクまで削除してしまうと検索順位が下がってしまう恐れがあります。
少しでも不安を感じた方はお付き合いのある制作会社にお願いすると良いでしょう。
自身で行う場合は必ずSearch Consoleヘルプを確認しながら進めてください。
抽出したファイルから異常なリンクを洗い出す場合は、Googleの定義が参考になります。
最終的にはテキストファイル(.txt)で否認したいページやドメインのリストを作成し、Search Consoleのリンク否認ツールのページからアップロードします。
さて、いかがだったでしょうか。
最近のGoogle検索は非常に制度が上がってきており、不正をやって上位表示させようというのは逆にリスクの高い選択と言わざるをえません。
逆に、真面目に書かれているブログこそ報われる時代がやってきたと言えますね。
今後もこのような注意すべきケースは紹介していきたいと思います。
では、また。