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イノベーションの大きさ

どもです。宇宙メガネです。

風のウワサで知人が起業すると聞きました。そこまで親しいわけではありませんが、明るくて前向きな彼なら成功するだろうと想像しています。そして今日は想像ついでに、「立ち上げたばかりの会社が生き残るために必要なこと」を考えてみました。

ニュースなどでは景気回復の兆しが見えてきたような報道がなされています。また、消費税が上がればスタートアップにとって有利であることは間違いありません(年商1000万円までは支払いの必要がないからです)。起業にタイミングがあるとしたら、今はよい時期かもしれませんね。

ただ、会社を立ち上げるだけでは何の意味もないですし、当たり前ですが、継続できることが前提となっています。

そして継続できるためには、何らかの根拠が必要なのでしょう。僕は社会人になって千を超える会社や店舗を訪問してきましたが、そこで感じたのは「生き残る会社は、必ず他社に無いものを持っている」ということです。

余談ですが、「ビジネスモデル」とか「イノベーション」なんて言葉がありますね。ただ、この言葉に執着すると本質を見誤るような気がします。この言葉から連想される会社はgoogleやapple、amazonのような名だたる元ベンチャー企業ではないでしょうか。起業する前はその言葉に引っ張られ、また力加減が分からず、とかく大きな「ビジネスモデル」ばかり狙ってしまいます。(しかも難しいのは、身近にもごくまれに大きなビジネスモデルで当てる優秀な人がいる。だから余計と迷うのです)

僕が見てきた「生き残る会社」の根拠は、とても小さなものです。話を聞いても分からないものが多い。ただ、それが積み重なって大きな違いを生み出したりしています。

比較的大きな会社なら業界における微妙なポジショニングとか、素材のちょっとした違い、この工程のこの技をできる人が他にいないとか、売ること以上に知識を与えることにこだわっていたりとか。

僕らのような小さな零細でも、あの人は何時間でも笑顔でお客さんの話が聞けるとか、用もないのに行きたくなる事務所を持ってるとか、すごい人がいます。そういったものを持ってる会社は、外から見える違いだけではないでしょう。社内的なことも含めて細かく違いを出しているはずです。

誰もがスティーブジョブスになれるわけではありません。だからと言って、イノベーションが起こせないわけではない。小さな根拠を積み上げることによって、会社を大きく前進させることは可能であると考えています。

と、冒頭の彼に刺激を受けて、少し熱くるしいことを書きましたが、何を隠そう、僕は起業して3か月で会社を潰しかけました。

続けるって難しいですよね。でも絶対続けたいものです。せっかく立ち上げた会社なので。

ではでは。