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ノータイトル

こんにちは。宇宙メガネです。

もうすぐ梅雨が明けそうですね。最近は陽射しが日に日に厳しくなり、夏の近づきを肌で感じられるようになりました。駅から自転車通勤の私にとっては、少し嫌な季節の到来です。

さて、ある日の昼休みのこと。たまたま急ぎの仕事も無かったので、私はいつものように旭川沿いを散歩していました(写真はなぜか海ですけどね)。気温は30度に迫る真夏のような気温だったのですが、木陰が多く、風もまだ冷たかったせいか、汗をかきながら歩くという感じではありません。

休息用のベンチに腰をかけて周囲を見渡すと、そこには大きくて立派な広葉樹が立ち並んでいました。恐らくどこからか移植されたものだとは思うのですが、葉は青々として幹は隆々と育っています。

しかし、その堂々とした姿を見ていて私はあることに気が付きました。そこに育っているどんな大木であっても樹全体に汚れた苔やカビがまとわりつき、ところどころ皮がえぐれています。さらに幹や枝は決してまっすぐには伸びてはおらず、右に行ったり左に行ったり、ねじれながら伸びています。

「あぁ、決して順調に育ったわけではないんだなぁ」と率直にそう思ったのですが、また視線を引いて大木の全体像を見てみると、それらの“うまくいかなかった”部分も含めて、やはり立派な大木だと感じられるんですね。

一点の傷や汚れもなくまっすぐ伸びている樹も素晴らしいけど、うまくいかない部分も含めて伸び続けてるっていうのもどこか迫力が感じられていいもんです。

まぁ自分が第三者として見ている分には、という条件付きですけどね。

さて、この夏はどんな成長ができるかな~。