
企業のホームページは、情報を伝えるだけの場ではなく、ブランドの価値観や世界観を感じてもらう大切な入り口です。
なかでも「コーポレートカラー」は、企業らしさを印象づける重要な要素のひとつ。私たちは思っている以上に、色から多くの情報を受け取っています。だからこそ、どんな色を選び、どう使うかによって、企業の印象や信頼感は大きく変わります。
今回は、コーポレートカラーを基調にデザインされたホームページの事例を通して、色がもつ力や、その活かし方の工夫を見ていきましょう。

洋菓子の製造・販売を行う製菓企業のコーポレートサイトです。コーポレートカラーのベージュ×黒の配色で全体をまとめ、洗練された雰囲気を生み出しています。
ベージュはお菓子を連想させる温かみや優しさを、黒はブランドの芯の強さや上質さを演出。色数を抑えたシンプルな構成だからこそ、企業としての美意識が際立ちます。
また、光の三原色である赤・青・緑をサブカラーとしてアクセントに使用。「個々の強さを持ちながら、混ざり合うことで無限の色を生み出す」という企業イメージに重ねています。
株式会社TENTIAL

心身のパフォーマンス向上を支える製品・サービスを展開するウェルネス企業のコーポレートサイト。
ロゴに使われている上品なブルーとベージュを基調に、サイト全体のカラーを丁寧にそろえています。落ち着いたトーンで構成されているため、派手さはないものの洗練された印象に。ファーストビューでは、ブルーやベージュ系の商品写真を用いることで、背景色となめらかに調和。ブランドカラーが自然に視覚に入り、世界観がすっと伝わる設計です。
また、インタビュー記事の人物も白やグレー、ブルーなど控えめな色味の服装で統一。商品やブランドカラーの印象を邪魔しないよう配慮されています。背景・商品・人物のトーンをそろえ、ブランドの一貫性と信頼感を高めている点が魅力です。

引用元:ディルーカ御殿山保育園/ディルーカ御殿山インターナショナルスクール(当社制作:株式会社ワード)
英語や北欧メソッドを取り入れた保育を行う幼児教育施設のサイト。ロゴマークの明るいオレンジをアクセントカラーとして要所に配置し、全体をポップで楽しい印象にまとめています。
イラストや写真も、オレンジと相性のよい明るいトーンで統一されており、色の一貫性が感じられます。特にキービジュアルやコンテンツ内のグラフィックでは、オレンジが元気さや楽しさを強調し、子どものいる空間の明るさや躍動感を自然に伝えています。
色数は多めでも、トーンがそろっていることで散らかった印象になりにくいのもポイント。明るいカラーの反復により、ブランドや施設の世界観が直感的に伝わるサイトです。

地下トンネル工事を支えるシールド工法の技術・設備を提供する会社のコーポレートサイト。
ロゴマークに使われている水色を効果的に活用しています。ファーストビューのキャッチコピーにも同じ水色を用いることで、訪問直後からブランドカラーが記憶に残りやすい設計です。
さらに、背景のモチーフや装飾的にあしらわれた筆記体の英字にも同色を取り入れることで、サイト全体のトーンを統一。アクセントとして機能させつつ、主張しすぎないバランスでクリーンな企業イメージを伝えています。
ロゴカラーをテキストやグラフィックへ連動させることで、一貫性のあるブランド表現を実現している点が、このサイトの大きな魅力です。

地域に根ざした医療・介護サービスを提供し、住民とともに健康づくりや福祉活動に取り組む生活協同組合のサイトです。
赤と黄色が組み合わさったロゴマークのコーポレートカラーを基調にデザインされています。文字やデザインのあしらいにも同様の色を取り入れることで、サイト全体の色調をそろえ、一体感のある構成に仕上げています。
背景にはやわらかなオレンジを用い、全体に温かみをプラス。さらに、写真やコンテンツのポイントに緑を効果的に配置することで、「安心感」や「健康」といったメッセージを色彩からも伝えています。
コーポレートカラーを軸にしながらグリーンを組み合わせることで、組織としての取り組みや姿勢を丁寧に表現しているサイトです。

建築や土木の設計・調査を手がける総合建設コンサルタント会社の採用サイト。青をベースに赤をアクセントとしたロゴマークのコーポレートカラーを軸にデザインされています。
ファーストビューのイラストでは、青い背景の中に青や緑の建物が描かれ、赤い車や煙突、人物のバッグなどがポイントとして配置。寒色でまとめることで誠実さや安定感を表現しながら、赤を差し色として用いることで画面にリズムとメリハリを生み出しています。
また、ロゴモチーフである五角形をサイト全体に取り入れている点も特徴です。イラストのフレームやセクションの区切りに五角形を用いることで、色と形の両面からデザインの軸を統一。コーポレートカラーとロゴの形状を組み合わせることで、企業の個性をより明確に伝えているサイトです。
コーポレートカラーは、単なる“企業の色”ではなく、ブランドの価値観や姿勢を視覚的に伝える大切な要素です。今回ご紹介した事例のように、ロゴにとどまらず、背景や文字、写真、グラフィック、さらには人物ビジュアルにまで展開することで、サイト全体に一貫性が生まれます。
色を効果的に使うことで、企業らしさはより明確になり、訪問者の印象にも強く残ります。デザインの参考として、他の制作実績もチェックしながら、自社のコーポレートカラーの活かし方についてアイデアを広げてみてください。
本記事でご紹介したサイト事例のうち、弊社が制作したサイトには「制作:株式会社ワード」と明記しています。あわせて、デザイン性に優れ、企業価値の向上に寄与している参考事例として、弊社の制作実績ではないサイトも掲載しています。掲載の取り下げをご希望の場合は、お手数ですが弊社までご連絡ください。確認のうえ、速やかに削除いたします。